結論:競売開始決定通知が届いても、すぐに退去する必要はありません
競売開始決定通知が届くと、多くの方が「もう家に住めない」と不安になります。
しかし、競売開始決定通知はあくまで競売手続きが始まったことを知らせる書類です。
実際には、
- 競売開始決定通知
- 現況調査
- 競売公告
- 入札
- 開札
- 売却許可決定
- 落札者への所有権移転
という流れを経ていくため、通知が届いてすぐに退去することはありません。
一般的には、競売開始決定通知が届いてから退去まで6か月~1年程度かかることが多いです。
競売開始決定通知から退去までの流れ
① 競売開始決定通知が届く
裁判所から「競売開始決定通知」が届きます。
この段階では、まだ住み続けることができます。
ただし、何も対応しないと競売手続きは進行していきます。
② 裁判所の現況調査
裁判所の執行官や不動産鑑定士が訪問し、
- 建物の状況
- 居住状況
- 室内の状態
などを確認します。
調査に協力したからといって、すぐに退去を求められることはありません。
③ 競売公告・入札
物件情報が公開され、入札が行われます。
この時点でも居住は可能です。
④ 落札者が決定
入札の結果、購入者(落札者)が決まります。
ただし、この時点でも直ちに退去しなければならないわけではありません。
⑤ 落札者との交渉
落札者から連絡があり、
- 引越し時期
- 明渡し時期
などについて話し合うケースがあります。
状況によっては、引越費用の負担について交渉できる場合もあります。
⑥ 明渡し・退去
最終的には退去する必要があります。
任意に退去しない場合、法的手続きを経て強制的に明け渡しとなる可能性があります。
強制退去になることもある?
あります。
落札者が所有権を取得した後も居住を続けると、
- 明渡請求
- 引渡命令
- 強制執行
と進む可能性があります。
ただし、通常は突然荷物を運び出されるわけではなく、一定の手続きを経て行われます。
競売になったらまずやるべきこと
私が実務で見てきた中で、状況が好転した方は早い段階で相談していました。
競売開始決定通知が届いた段階でも、
- 任意売却
- 条件変更(リスケジュール)
- 親族間売買
- リースバック
などの選択肢が残っている場合があります。
一方で、何もしないまま時間が過ぎると選択肢は減っていきます。
よくある質問
Q. 競売開始決定通知が届いたらすぐ退去ですか?
いいえ。一般的には数か月以上住み続けることができます。
Q. 落札されたらすぐ退去ですか?
落札後すぐではありませんが、最終的には退去が必要になります。
Q. 引越費用はもらえますか?
ケースによります。落札者との交渉で負担してもらえる場合もあります。
まとめ
競売開始決定通知が届いても、すぐに家を出る必要はありません。
しかし、時間が経過するほど選択肢は少なくなります。
競売を回避できる可能性があるケースや、より有利な条件で売却できるケースもありますので、早めに状況を整理することが重要です。
元銀行員・元保証会社担当者による無料相談
私は銀行で住宅ローン延滞管理業務、保証会社で代位弁済・競売回収業務を担当していました。
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