「競売になったら誰が家を買うのだろう?」
「競売物件は安く買われてしまうの?」
住宅ローンの滞納が続き、競売の話が出てくると気になる方も多いと思います。
私は元保証会社担当者として、競売案件を数多く担当してきました。
この記事では、競売物件を買う人が何を見ているのか、なぜ競売物件は安くなることが多いのかを解説します。
競売物件を買うのは誰?
一般的には、
- 不動産投資家
- 不動産会社
- リフォーム業者
- 一般個人
です。
特に多いのは不動産投資家や不動産会社です。
競売物件を安く取得し、
- 転売
- 賃貸
によって利益を得ることを目的としています。
競売物件を買う人が最も重視すること
結論から言うと、
「いくらで売れるか」
です。
買う人は、
「かわいそうだから」
「困っているから」
では購入しません。
ビジネスとして判断します。
買う人が見るポイント① 立地
最も重要です。
例えば、
- 駅から近い
- 人気エリア
- 学区が良い
物件は競売でも人気があります。
逆に、
- 郊外
- 空き家が多い地域
は価格が伸びにくい傾向があります。
買う人が見るポイント② 占有者
競売では、
まだ所有者や家族が住んでいることがあります。
買う人にとっては、
「引渡しを受けられるか」
が重要です。
そのため、
占有者がいる物件は慎重に検討されます。
買う人が見るポイント③ リフォーム費用
競売物件は内部を自由に見学できないケースがあります。
そのため、
買主は
- 修繕費
- リフォーム費用
を考慮して入札します。
買う人が見るポイント④ 市場価格との差
例えば、
市場価格が2,000万円の物件でも、
競売で1,900万円なら魅力はありません。
買う人は、
- リスク
- 明渡し費用
- リフォーム費用
を考慮します。
そのため市場価格より安くなりやすいのです。
元保証会社担当者が見た現実
相談者から、
「競売なら高く売れるのでは?」
と言われることがありました。
しかし実際には、
競売は市場売却ではありません。
買う側は利益を出すことを前提に入札します。
そのため、
任意売却より低い価格になるケースが多くあります。
なぜ任意売却の方が有利と言われるのか
任意売却では、
通常の不動産市場で買主を探します。
そのため、
競売より高値で売却できる可能性があります。
結果として、
- 残債が少なくなる
- 引越し時期を調整できる
というメリットがあります。
元保証会社担当者から伝えたいこと
競売物件を買う人は、
あなたの事情ではなく、
物件の収益性や将来価値を見ています。
だからこそ、
競売になる前に任意売却などの選択肢を検討することが重要です。
実際に私が担当した案件でも、
競売より任意売却の方が有利な結果になったケースは少なくありませんでした。
まとめ
競売物件を買う人が見ているのは、
- 立地
- 占有状況
- リフォーム費用
- 市場価格との差
です。
住宅ローン滞納者の立場から見ると、
競売は「家を失う手続き」ですが、
買う側から見ると「投資対象」です。
だからこそ、競売になる前に選択肢を検討することが大切です。

