銀行から催告書が届いたらどうする?元銀行員が実務を解説

住宅ローン滞納

住宅ローンを滞納していると、

ある日、

「催告書」

という書類が届くことがあります。

普段見慣れない言葉のため、

  • もう手遅れなのではないか
  • すぐに競売になるのではないか
  • 家を失ってしまうのではないか

と不安になる方も少なくありません。

しかし、

催告書が届いた段階でも、まだ対応できるケースはあります。

今回は元銀行員として、住宅ローン延滞管理の実務経験をもとに解説します。

催告書とは?

催告書とは、

銀行から

「滞納している住宅ローンを支払ってください」

という正式な通知です。

督促状よりも重い意味を持つ書類と考えると分かりやすいでしょう。

銀行によって呼び方は異なりますが、

  • 催告書
  • 最終督促状
  • 期限の利益喪失予告通知

などの名称で届くことがあります。

催告書が届いたらすぐ競売になるのか?

結論から申し上げると、

催告書が届いただけで直ちに競売になるわけではありません。

一般的には、

住宅ローン滞納

銀行から電話

督促状

催告書

期限の利益喪失

保証会社による代位弁済

競売

という流れになります。

つまり、

催告書は

競売に向かう途中の重要な警告

と考えるべきです。

督促状との違い

督促状は、

比較的初期段階の案内です。

一方、

催告書は

「このままでは次の段階へ進みます」

という意味合いが強くなります。

そのため、

督促状を放置していた方でも、

催告書が届いた段階では真剣に対応を検討する必要があります。

催告書が届いたら確認すること

① 支払期限

催告書には、

いつまでに支払う必要があるかが記載されています。

まず最初に確認しましょう。

② 滞納額

現在いくら滞納しているのかを確認します。

滞納期間が長くなると、

毎月返済額だけでなく遅延損害金も発生する場合があります。

③ 今後の返済見込み

一時的な資金不足なのか、

今後も返済が難しいのかを整理することが重要です。

催告書を無視するとどうなる?

実務上、

最も避けたいのは

何もしないこと

です。

催告書を放置すると、

期限の利益を喪失し、

住宅ローン全額について請求を受ける可能性があります。

その後、

保証会社による代位弁済が行われ、

返済先が銀行から保証会社へ変わることになります。

催告書が届いたら銀行へ連絡した方がいいのか?

私の答えは

YESです。

特に、

返済が難しい事情がある場合は、

早めに相談することをおすすめします。

例えば、

  • 病気
  • 収入減少
  • 失業
  • 離婚
  • 転職

などです。

銀行が状況を把握できれば、

今後の対応について検討できる場合があります。

条件変更(リスケ)を相談できる可能性もある

催告書が届いた段階では、

状況によっては条件変更(リスケジュール)を相談できる場合があります。

ただし、

滞納期間が長くなるほど選択肢は少なくなります。

そのため、

「もう少し様子を見よう」

ではなく、

早めに相談することが重要です。

元銀行員から見た危険な対応

私が延滞管理業務を担当していた際、

状況が悪化する方には共通点がありました。

それは、

  • 催告書を開封しない
  • 銀行からの電話に出ない
  • 問題を先送りにする

という行動です。

催告書が届いた時点で不安になる気持ちは理解できます。

しかし、

現実から目を背けるほど状況は悪化しやすくなります。

元銀行員からのアドバイス

催告書は、

銀行からの

「早めに対応してください」

という最後に近いメッセージです。

この段階で相談することで、

競売を回避できたケースも数多く見てきました。

重要なのは、

催告書が届いたことではなく、

その後どう行動するかです。

よくある質問

Q. 催告書が届いたら一括返済しなければならないのですか?

催告書の段階では、

通常は滞納している返済分の支払いを求める内容であることが多いです。

ただし、このまま手続きを放置すると期限の利益を喪失し、一括返済請求へ進む可能性があります。

Q. 催告書が届いたらブラックリストになりますか?

催告書が届いただけで事故情報になるわけではありません。

ただし、長期延滞が続いている場合は個人信用情報へ影響している可能性があります。

Q. 催告書が届いたらすぐ競売になりますか?

いいえ。

通常は、

期限の利益喪失

保証会社による代位弁済

競売

という流れになります。

まとめ

催告書は、

住宅ローン問題が次の段階へ進む前の重要な通知です。

放置すると、

期限の利益喪失や代位弁済へ進む可能性があります。

しかし、

催告書が届いた段階でも対応できるケースはあります。

まずは現状を整理し、

必要であれば銀行へ相談することをおすすめします。

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