住宅ローンを滞納すると、
銀行から電話がかかってくることがあります。
その際、
- 怖くて電話に出られない
- 何を言われるか不安
- 怒られるのではないか
と感じる方も少なくありません。
しかし、
元銀行員として住宅ローン延滞管理業務に携わった経験から申し上げると、
銀行から督促の電話が来たら、できるだけ電話に出た方がよい
というのが結論です。
今回は、銀行から督促の電話が来た際の対応について解説します。
銀行は何のために電話してくるのか?
多くの方は、
「返済できないことを責められるのではないか」
と考えます。
しかし実際には、
銀行担当者が確認したいのは主に次の点です。
- 入金忘れなのか
- 一時的な事情なのか
- 今後の返済見込みはあるのか
- いつ頃入金できそうか
です。
つまり、
銀行が一番知りたいのは
「現在の状況」
です。
電話に出ないとどうなるのか?
実務上、
銀行担当者が困るのは
返済が遅れていることよりも、
連絡が取れないこと
です。
例えば、
- 電話に出ない
- 折り返しがない
- 郵便物を確認しない
という状況になると、
銀行は状況を把握できません。
その結果、
督促が続いたり、
書面での通知が増えたりすることがあります。
電話に出たら何を話せばよいのか?
難しく考える必要はありません。
例えば、
- 給与日が遅れている
- 病気で休職している
- 転職したばかり
- 一時的に資金繰りが厳しい
など、
現在の状況を正直に説明すれば十分です。
銀行担当者も事情を把握できれば、
今後の対応を検討しやすくなります。
絶対にやってはいけないこと
「今週払います」と言って払わない
これは避けた方がよいでしょう。
銀行担当者は、
約束した内容を記録しています。
例えば、
「金曜日に入金します」
と言って入金がないと、
今後の説明の信用性が下がってしまいます。
無理な約束をする
「何とかします」
「来月には全部払います」
など、
実現できない約束をする必要はありません。
実際の状況を説明する方が重要です。
銀行は怒っているのか?
これもよくある誤解です。
私が延滞管理業務を担当していた際も、
「怒られると思って電話に出られませんでした」
と言われることがありました。
しかし、
銀行担当者の目的は怒ることではありません。
状況を確認し、
今後の対応を考えることです。
そのため、
必要以上に怖がる必要はありません。
返済が難しい場合はどうなるのか?
一時的な収入減少などで返済が難しい場合は、
条件変更(リスケジュール)を検討できる場合があります。
例えば、
- 毎月の返済額を減らす
- 元金返済を一定期間据え置く
- 返済期間を延長する
などです。
ただし、
利用できるかどうかは個別の状況によります。
元銀行員からのアドバイス
私が住宅ローン延滞管理業務で感じていたのは、
問題が大きくなる方には共通点があるということです。
それは、
連絡を避けてしまうこと
です。
一方で、
早い段階で相談してくださる方は、
条件変更などの選択肢を検討できる場合がありました。
住宅ローン問題は、
返済が苦しくなった時点で相談するほど選択肢が残ります。
よくある質問
Q. 電話に出ないと勤務先に連絡されますか?
通常、住宅ローンの滞納だけで銀行が勤務先へ連絡することはありません。
詳しくは
「銀行は勤務先に連絡するのか?」
の記事をご覧ください。
Q. 家族に連絡されますか?
銀行が家族へ住宅ローン滞納の内容を説明することは通常ありません。
ただし、郵便物などにより家族が状況を知る可能性はあります。
Q. 電話に出たらすぐ一括返済を求められますか?
通常はありません。
まずは現在の状況や今後の見通しを確認することが一般的です。
まとめ
銀行から督促の電話が来た場合、
最も避けたいのは連絡を無視することです。
銀行が知りたいのは、
「返済できない理由」
ではなく、
「現在の状況と今後の見通し」
です。
返済が苦しい場合でも、
早めに相談することで選択肢が残る場合があります。
電話が来た際は、できるだけ状況を説明することをおすすめします。
関西住宅ローン返済無料相談室
私は元銀行員、元保証会社担当者として、住宅ローン延滞管理、代位弁済、競売案件などに携わってきました。
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