住宅ローンのリスケ(条件変更)とは?返済が苦しいときにまず検討したい方法を元銀行員が解説

住宅ローン滞納

住宅ローンの返済が苦しくなり、

  • 毎月の返済額を減らしたい
  • 滞納しそうで不安
  • まだ競売や任意売却は考えたくない
  • 自宅に住み続けたい

と考えている方も多いと思います。

そのような場合に、まず検討したい方法の一つが

リスケ(条件変更)

です。

私は銀行で住宅ローン業務や延滞管理業務に携わり、その後は保証会社で代位弁済や競売案件の回収業務を担当してきました。

この記事では、

  • リスケ(条件変更)とは何か
  • どのような人が利用できるのか
  • メリットとデメリット
  • 金融機関はどのように考えているのか

について解説します。


リスケ(条件変更)とは

リスケとは、

住宅ローンの返済条件を見直してもらうこと

です。

正式には

「条件変更」

「返済条件変更」

などと呼ばれます。


どのような内容を変更するのか

代表的なものは以下のようなものです。

毎月返済額を減らす

例えば、

毎月10万円返済

毎月6万円返済

のように変更するケースです。


元金返済を一時的に止める

例えば、

通常

元金+利息

を返済しているところを、

一定期間

利息のみ

にするケースがあります。


返済期間を延長する

例えば、

残り15年

残り25年

とすることで、

毎月の負担を軽減します。


どのような人が対象になるのか

例えば、

  • 病気やケガ
  • 転職
  • 収入減少
  • 会社業績悪化
  • 定年退職

などによって、

一時的に返済が厳しくなった方です。


リスケの具体例

例えば、

住宅ローン残高

2,000万円

残期間

20年

毎月返済

10万円

だったとします。


収入減少後

毎月返済

10万円

6万円

へ変更


その結果、

住宅ローンを継続できる可能性があります。


リスケのメリット

自宅を売却しなくて済む可能性

最大のメリットです。

住み慣れた自宅に住み続けられる可能性があります。


滞納を防げる

滞納が始まる前に相談できれば、

代位弁済や競売を回避できる場合があります。


信頼関係を維持しやすい

金融機関としても、

事前相談をしてくれる方の方が対応しやすい傾向があります。


リスケのデメリット

総返済額が増えることがある

返済期間を延ばした場合、

支払利息が増える可能性があります。


必ず認められるわけではない

金融機関の審査があります。


根本解決ではない場合がある

収入回復の見込みがない場合、

将来的に別の対策が必要になることがあります。


金融機関はどう考えているのか

ここは一般の方が誤解しやすい部分です。

多くの方は、

「銀行に相談したら怒られる」

と思っています。

しかし実務では必ずしもそうではありません。


金融機関が困るのは、

相談がないことです。

例えば、

3か月滞納

連絡が取れない

代位弁済

競売

という流れは、

債務者にとっても金融機関にとっても望ましい結果ではありません。


一方、

早い段階で相談があれば、

条件変更を検討できる可能性があります。


リスケが難しいケース

以下のような場合は難しくなることがあります。

  • 既に長期間滞納している
  • 収入回復の見込みがない
  • 返済計画が立たない
  • 不動産価値が大幅に下落している

リスケが認められなかったら?

その場合でも選択肢はあります。

例えば、

  • リバースモーゲージ
  • リースバック
  • 任意売却
  • 自宅売却による住み替え

などです。

重要なのは、

「リスケがダメだったら終わり」

ではないということです。


私が実務で感じること

住宅ローン問題で最も多い後悔は、

「もっと早く相談すればよかった」

です。

私が銀行や保証会社で担当した案件でも、

滞納前に相談された方は選択肢が多く、

滞納後に相談された方は選択肢が少なくなる傾向がありました。


よくある質問

Q. 滞納してからでもリスケできますか?

可能な場合もあります。

ただし、早い方が有利です。


Q. リスケするとブラックリストに載りますか?

ケースによって異なります。

個別事情によるため、金融機関へ確認が必要です。


Q. リスケは何回でもできますか?

金融機関によります。

ただし、繰り返し認められるとは限りません。


まとめ

リスケ(条件変更)は、

住宅ローン返済が苦しくなったときに、

まず検討したい方法の一つです。

特に、

  • 収入減少が一時的
  • 自宅を残したい
  • まだ滞納していない

という方には有効な場合があります。

住宅ローン問題は、

早く相談するほど選択肢が多く残ります。

返済に不安を感じたら、一人で抱え込まず早めに相談することをおすすめします。


無料相談について

私は、

  • 元銀行員
  • 保証会社での代位弁済・求償権回収担当経験
  • 宅地建物取引士
  • 競売実務経験

を有しております。

住宅ローン返済、条件変更(リスケ)、リバースモーゲージ、リースバック、任意売却、競売などでお悩みの方はご相談ください。

現在の状況を整理し、利用できる選択肢をご説明いたします。

※私は弁護士ではありません。法律相談や税務相談はお受けできません。

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