住宅ローンの返済が難しくなったとき、
「保証会社は敵だ」
と思っている方も少なくありません。
しかし、私が保証会社で代位弁済や求償債権の回収業務を担当していたときに感じたのは、
「助けたくなる人」と「助けにくい人」がいる
ということでした。
もちろん、保証会社は慈善団体ではありません。
しかし、担当者も人間です。
実際に返済条件の相談や分割返済の提案を行う中で、対応に大きな差が出ることがありました。
今回は元保証会社担当者の立場から、その違いをお話しします。
助けたくなる人① 連絡を無視しない人
最も印象が良いのは、
「払えないけれど連絡はくれる人」
です。
例えば、
- 電話に出る
- 折り返し連絡する
- 手紙に反応する
といった行動です。
返済できないこと自体よりも、
何も分からない状態
の方が担当者は困ります。
実際、
「今月は厳しいです」
と正直に話してくれる方の方が、今後の対応を一緒に考えやすいのです。
助けたくなる人② 現状を正直に話す人
私は多くの方と面談や電話をしてきました。
その中で印象が良かったのは、
- 収入
- 支出
- 家族構成
- 現在の状況
を正直に話してくれる方です。
逆に、
- 本当は働いているのに無職と言う
- 財産を隠す
- 嘘をつく
と、信頼関係が崩れてしまいます。
担当者は思っている以上に多くの情報を把握しています。
正直に話した方が結果的に有利になることが多いと感じます。
助けたくなる人③ 少額でも返済する人
月に数万円払えない状況でも、
- 1,000円
- 3,000円
- 5,000円
など、可能な範囲で返済を続ける方がいます。
金額の大小ではなく、
「返済しようという意思」
が見えることが重要です。
実際、こうした方は分割返済の相談にもつながりやすい傾向がありました。
助けにくい人① 連絡が取れない人
保証会社担当者が最も困るのは、
完全に連絡が取れない人
です。
- 電話に出ない
- 手紙を無視する
- 引越先を知らせない
こうした状況になると、話し合いによる解決が難しくなります。
結果として法的手続きに進む可能性も高まります。
助けにくい人② すべて他人のせいにする人
もちろん、
- 病気
- 失業
- 離婚
など、本人だけではどうにもならない事情もあります。
しかし、
「銀行が悪い」
「保証会社が悪い」
「世の中が悪い」
だけでは状況は改善しません。
現実を受け止めて、
「これからどうするか」
を考えられる方の方が前向きな解決につながることが多い印象です。
助けにくい人③ 約束を繰り返し破る人
例えば、
「今月末に払います」
と言ったにもかかわらず何度も連絡なしで約束を破るケースです。
一度や二度なら事情があるかもしれません。
しかし、それが続くと担当者との信頼関係はどうしても薄れてしまいます。
実際に好転した人の共通点
私が見てきた中で、状況が好転した方には共通点がありました。
それは、
「早めに相談した」
ことです。
住宅ローン問題は、
- 代位弁済前
- 競売開始前
- 開札前
など、早い段階ほど選択肢があります。
一方で、
「何とかなるだろう」
と放置してしまうと選択肢は少なくなっていきます。
まとめ
保証会社担当者も人間です。
返済できないこと自体が問題なのではなく、
- 連絡を取らない
- 嘘をつく
- 約束を守らない
ことが問題になるケースが多いと感じます。
もし住宅ローンの返済に不安がある場合は、一人で抱え込まず早めに相談してください。
問題が小さいうちの方が、取れる選択肢は多くなります。
元銀行員・元保証会社担当者による無料相談
私は銀行で住宅ローン延滞管理業務、保証会社で代位弁済・競売回収業務を担当していました。
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