住宅ローンを滞納すると、
- 保証会社から電話が来る
- 保証会社から通知が届く
- 代位弁済の話が出る
ようになります。
そのとき、
多くの方は
「保証会社に嫌われたら終わりだ」
「厳しく取り立てされる」
「競売にされる」
と思っています。
しかし、
私が保証会社で求償権回収や競売案件を担当していた経験からお伝えすると、
保証会社が見ているポイントは少し違います。
この記事では、
元保証会社担当者の立場から、
保証会社が実際に何を見ているのかをお伝えします。
まず結論
保証会社は、
「払えなくなった人」
を見ているのではありません。
実際には、
「解決しようとしている人かどうか」
を見ています。
住宅ローンを滞納する理由は様々です。
- 病気
- 退職
- 転職
- 離婚
- 事業不振
など、
誰にでも起こり得ます。
保証会社も、
「絶対に滞納するな」
と考えているわけではありません。
問題は、
その後の行動です。
保証会社が見ていること① 連絡が取れるか
実務上、
最も重要なポイントです。
例えば、
住宅ローンを滞納した。
保証会社から電話する。
電話に出る。
↓
事情を説明する。
↓
今後の見通しを話す。
こういう方は、
担当者としても状況を把握できます。
一方、
電話に出ない。
↓
折り返しもない。
↓
手紙も無視。
こうなると、
保証会社は状況が分かりません。
実務上は、
こちらの方が問題になります。
保証会社が見ていること② 嘘をついていないか
保証会社は、
払えないこと自体を問題視しているわけではありません。
しかし、
約束した内容が守られないと、
信頼関係が失われます。
例えば、
「来週払います」
と言った。
↓
払わない。
↓
連絡もない。
これは非常に印象が悪くなります。
一方、
「払えません」
と正直に言っていただく方が、
実務上は対応しやすいことが多いです。
保証会社が見ていること③ 今後の収入見込み
保証会社は、
過去だけではなく未来も見ています。
例えば、
現在失業中でも、
来月から就職予定。
この場合、
今後の見込みがあります。
一方、
収入改善の見込みがなく、
具体的な対策もない場合は、
別の解決策を考える必要があります。
保証会社が見ていること④ 不動産の状況
これは保証会社特有です。
保証会社は、
不動産の価値も確認します。
例えば、
住宅ローン残高
2,000万円
不動産価値
2,500万円
この場合、
売却による解決可能性があります。
逆に、
残高の方が大きい場合は、
別の対応が必要になることがあります。
保証会社が見ていること⑤ 解決する意思があるか
実はこれが最も重要です。
保証会社担当者としては、
完璧な人を求めているわけではありません。
見ているのは、
- 話し合いができるか
- 現状を説明してくれるか
- 解決しようとしているか
です。
私が担当した案件でも、
収入が少ない方でも、
真剣に対応されている方は解決できるケースがありました。
一方、
高収入でも何も対応しない方は、
競売へ進んでしまうことがありました。
保証会社が嫌がる行動
私の経験上、
以下は避けた方がよいと思います。
連絡を無視する
嘘をつく
約束を守らない
督促状を開封しない
問題を先送りする
これらは状況を悪化させる原因になります。
保証会社は最初から競売したいのか
よく誤解されています。
実際には、
保証会社も競売を望んでいるわけではありません。
競売には、
- 時間
- 費用
- 手間
がかかります。
そのため、
任意売却や協議による解決が可能であれば、
そちらを検討するケースもあります。
私が保証会社で学んだこと
保証会社で多くの案件を担当しましたが、
結果を分けるのは
収入ではありませんでした。
多くの場合、
差が出るのは
「相談の早さ」
でした。
早めに相談された方は、
選択肢が残っています。
一方、
半年以上放置してから相談されると、
選択肢が限られてしまうことがあります。
まとめ
保証会社が見ているのは、
単純な収入や資産だけではありません。
特に重要なのは、
- 連絡が取れるか
- 嘘をつかないか
- 解決する意思があるか
- 今後の見込みがあるか
です。
住宅ローン問題は、
放置するほど解決が難しくなります。
もし保証会社から連絡が来ているのであれば、
まずは現状を整理することから始めてください。
無料相談について
私は、
- 元銀行員
- 保証会社での代位弁済・求償権回収担当経験
- 宅地建物取引士
- 競売実務経験
を有しております。
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※私は弁護士ではありません。法律相談や税務相談はお受けできません。
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